冷たい攻めが余裕をなくして「受けに陥落する瞬間」が好きなら絶対はまるBL小説3選

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最初は受けに冷たく接していた攻めが、受けのために取り乱し、プライドを捨ててなりふり構わず縋り付く……。BLにおける「攻めの陥落シーン」は、最高の栄養素です。

今回は、鉄壁の理性を誇っていた冷酷攻めが、いつの間にか受けにハマってしまい余裕を失う中毒性の高い小説3作をご紹介します。

氷の辺境伯と生贄王子の契約結婚/佐竹 笙

不器用攻め×美人受け

あらすじ

「治療を、してください」

死に至る熱病に侵された南国の王子ミラ。彼が生き残る唯一の道は、強い魔力を持つ北の辺境伯グラントと結婚し、肌を重ねて魔力を注いでもらう「治療」を受けること。
当初、ミラを慮って渋っていたグラントでしたが、ミラの切実な懇願に絆され、二人は「期限付きの契約結婚」を交わします。治療としての夜を重ねるうち、グラントは慣れない異国の地でひたむきに生きようとするミラの純粋さに、ミラはグラントの不器用な優しさに、いつしか契約を超えた本物の恋心を抱くようになり――。

どんな「冷酷攻め」?

冷酷攻めと言っていいのか…?はちょっと悩みます(笑)

グラントは冷たいわけではなく、いきなり治療と称して嫁いできたミラに戸惑っている状態。
どう接したらいいかわからない。

なんせこの攻め、100歳を超えています。つまり受けとはかなりの年の差。えええ!?そんな離れてんの!?と最初はびっくりしましたが、体はちゃんと若く、ストーリー上この年の差は辻褄が合っているのでご安心ください。

ここが最高!美人な受けにウブな攻め

ミラに触られて思わず手を引っ込めてしまうグラント。

ミラがあまりにグイグイ来るので初めてなのか疑ってしまうグラント。

ひ孫とミラが話していると不機嫌になるグラント。

明らかミラに惹かれて悶えている様子が描かれているのですが、ミラは気づいていません。この構図にニヤニヤ。

そして年の差のせいでグラントは「こんなジジイなんて釣り合わない…」と終始悩んでいる。

美人な受けに振り回されているジジイ攻め。なんだこれ。でもジジイ攻め、結構あり。というかめちゃくちゃあり。

こんな人におすすめ

・美人な受けに振り回される攻めが好き

・ファンタジーやアクション要素があるものが好き

気難しい王子に捧げる寓話/小中大豆

腹黒スパダリ攻め×わがまま王子受け

あらすじ

「薔薇の聖痕」を持つ英雄王の生まれ変わりとして、わがままな暴君に育った王子エセル。彼を甘い言葉で操り、宰相の座を狙う野心家のオズワルド。 オズワルドにとってエセルは単なる「利用価値のある道具」に過ぎなかった。しかし、ある老人がエセルの前に現れて…

どんな「冷酷攻め」?

若き子爵であり、将来の宰相の座を狙うキレ者。受けのエセルとは幼馴染ですが、わがままに育ったエセルを「扱いやすい駒」として甘い言葉で操り、内心では周囲と同様に彼を見下しています。

ここが最高!受けのことで頭がいっぱい

初めはエセルの性格、最悪です。気に入らないことがあればすぐ使用人に当たり散らかす。

そしてオズワルドは野心たっぷりの腹黒系で、彼のことを馬鹿な甘ったれのガキだと見下しています。

ですがあることをきっかけにエセルは未来のために自分を変えようと努力し、成長していく。

やがてオズワルドの手から離れていくのですが、自分を置いて離れていくその存在にの大きさに振り回されます。その散々な振り回されっぷりが最高。

何ページにもわたって嫉妬や焦燥感、羨望…エセルのことでもう頭がいっぱいいっぱいな様子がつづられています。

ありがとうございます。ご馳走様です。

こんな人におすすめ

・攻めが受けに手も足も出ない様子が見たい

・攻め視点も見たい

・攻めが無意識に嫉妬しまくりなシーンが好き

・美人な受けに翻弄される攻めが好き


逆に腹黒な攻めが苦手な方、攻めに少しでも女性の影があることが地雷な方はおすすめできないかもしれません。

偽りの王子と黒鋼の騎士/六青みつみ

スパダリ攻め×不憫受け

あらすじ

ローレンシア王国の我儘な王子エリュシオンは、自分に靡かない唯一の騎士グレイルを振り向かせようと魔法の水鏡に願う。しかし、その瞬間世界は一変。エリュシオンは「偽王子」の烙印を押され、グレイルの「下僕」へと転落してしまう。 「シオン」と呼び捨てられ、身の回りの世話から厳しく躾けられる屈辱の日々。しかし、接するうちにシオンの中で捨てきれずにいたグレイルへの想いが溢れ出し……。

どんな「冷酷攻め」?

我が儘放題に育った王子エリュシオン(シオン)に対し、周囲が甘やかす中で唯一媚びることなく、冷徹な態度を貫いていた硬派な騎士。世界が変わった後は、下僕となったシオンを容赦なく厳しく、一から叩き直すように接します。

ここが最高!不憫な受けをよしよしすることができない攻め

世間知らずなシオンは見た目だけは綺麗。ですが肝心の中身が伴っていません。そんなシオンにグレイルは躾として容赦無く冷たい言葉を吐きます。

「散々汚されたあとの身体なんて、触る気も起きない」

「王子という身分がなければ、お前にはなんの価値もない」

ひどい。ひどいのですが、シオンが傷つけば傷つくほどそれがストーリーを盛り上げてくれるというか、胸がキュウっと絞られる感じがたまらん。

そんなふうに躾られていくシオンは、もちろん自己肯定感爆下がり。自分なんて、グレイルが好きになるはずがない。

そう思うからこそよそよそしい態度をとってしまったりする。それが実はグレイルにとってもどかしく、シオンが気になって仕方がない。そしてついには自分が放った言葉がブーメランになって返ってくるというシーンが散りばめられています。

この構成が最高。これをアテに酒が飲めます。

こんな人におすすめ

・かわいそうな受けが見たい

・受けにやきもきする攻めが見たい

・きちんと肉付けされた作品が好き

・攻め視点も見たい

受けが陵辱されるシーンがあるので苦手な方はやめておいたほうがいいかもしれません。

まとめ:なぜ「攻めの陥落」に惹かれるのか?

私たちがこのジャンルに惹かれる最大の理由は、「誰にも心を開かなかった男が、恋によって壊れていく過程」が見たいからです。

理性的だった男が、受けの言動一つで嫉妬し、取り乱す。その余裕の崩壊が、愛の大きさを物語ります。

もし気になった作品があれば、チェックしてみてください。

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